東宝特撮④

 こんにちは。
今日は「東京大地震マグニチュード8.1」(1980年)から「七星闘神ガイファード」(1996年)まで資料を書き終えました。
1980年代から1990年代中盤の東宝特撮はさらにめまぐるしく変化し、単独製作やテレビ局との共同製作(主にテレビシリーズ)が少なくなっていったように感じます。これは、他社製作映画やテレビシリーズの下請けをしたり他社との提携製作を以前よりも増して行っていたからです。(例・「さよならジュピター」(1984年)「19 ナインティーン」(1987年)など)これは、現在の「製作委員会」方式(複数社が提携して映画製作をすること)の原型といえるのでしょうか?
ちなみに、この時代の作品で気になったものがあります。1985年に放送開始されたSFアクションテレビシリーズ「禁じられたマリコ」(1985年~1986年)です。この作品は、超能力に目覚めた少女が悪と戦うという話で、当時人気アイドルだった岡田有希子さんを主演に、なんとTBS系火曜よる8時00分という1時間枠で放送され、最高視聴率:14.9%を記録しました。
が…、この作品終了の3ヶ月後、岡田有希子さんは18歳という若さで自らの命を絶ち、熱狂的なファンによる後追い自殺などが連日報道され話題となりました。そして、当作品はその後再放送や商品化もされず「東宝特撮幻の作品」のひとつに数えられ伝説となっているのです。 
話は変わりますが、これから「昆虫大戦争」「吸血髑髏船」の2本立て鑑賞します。感想は明日書こうと思います。
では、また…。