「ザ・ガードマン」第1話「黒い猫」を観て

 こんにちは。昨日から雨が降っていてさみしいです。
話は変わって、5月31日(日)に注文していたDVD「ザ・ガードマン 1965年度版①」が昨夜届きましたので、第1話「黒い猫」を今朝視聴しました。
ちなみに、「ザ・ガードマン」とは、1965年4月9日(金)~1971年12月24日(金)まで、TBS系毎週金曜よる9時30分~10時56分にて放送された大映製作のアクションドラマです。
まず、テーマソングである「ザ・ガードマンのテーマ」がスローテンポだったことにおどろきました。なぜなら、私が所有しているCDに収録されているものがアップテンポでかっこいいものだったからです。なお、曲が後者のものになったのはリニューアルされた第48話からです。
また、主役である東京パトロールのメンバーは当初、宇津井 健さん演じる高倉キャップをはじめ計6人で構成されていますが、中条静夫さん演じる小森隊員のトレードマークであるメガネがなかったことにもおどろきです。さらに、この時期には高倉キャップの上司である三原チーフ(清水将夫)が登場していました。
さて、ストーリー展開についてですが、本作以前の刑事系アクションドラマは主に「事件」を中心に扱っており極めて重い話が多かったのですが、本作では、東京パトロールのメンバーを中心にし、各々のメンバーに個性を与えてバラエティ豊かなバリエーションにしたことで人気を博したようです。これは、のちの「キイハンター」や「太陽にほえろ!」などにも影響を与えたのではないかと思います。
ゲストキャラについてですが、事件のカギを握るファッションモデル役を芳村真理さんが演じています。フジテレビ系の音楽番組「夜のヒットスタジオ」の司会者として人気を博す前の姿です。また、事件の証言者役として登場していたのが小林昭二さん。のちに「ウルトラマン」のムラマツキャップ役や「仮面ライダー」の立花藤兵衛役としてヒーローファンにお馴染みの顔になりましたね。お馴染みの顔といえば、当時の大映専属俳優であり、ガメラシリーズなどの特撮作品の常連俳優でもある北原義郎さんが大阪支部長役を演じ存在感を見せていました。他にも、知っている役者さんがたくさん出ておりましたが今回は都合上省略させていただきます。
大阪で事件を解決した高倉キャップと川津祐介さん演じる荒木隊員が新幹線で東京に帰るシーンで終わっています。乾杯ということで楽しくビールを飲んでいましたが、これはメインスポンサーであるサントリーのものではないかと思いました。
第1話をまとめると、まだまだ試行錯誤があったように思いますが、これが瞬く間に大ヒットとなり、やがて海外ロケや新レギュラーを迎えてのリニューアル、劇場版2作品の公開やテレビシリーズのカラー化などイベントが多かったように思いました。このような刑事系アクションドラマがまた増えていけばいいですね。
さて、次回視聴作品はガメラシリーズ第1作目「大怪獣ガメラ」(+α)を予定しています。お楽しみに。