追悼・水木一郎

 おはようございます。

日本のアニメ・特撮界に多大な功績を残したひとりの歌手が旅立ちました…。水木一郎さんです。

1968年に歌謡曲歌手としてデビューした水木さんは、1971年に石ノ森章太郎原作の「原始少年リュウ」の主題歌でアニメソング界に進出。翌年には永井 豪原作の「マジンガーZ」の主題歌が大ヒット。一躍知名度を上げます。その後も数多くのアニメ・特撮作品の主題歌などを歌唱していき、総楽曲数は1200曲以上となり、いつしか「アニキ」「アニソンの帝王」と呼ばれるまでに成長しました。

さらに、水木さんの活躍はこれだけにとどまりません。主題歌を担当した作品の特別出演、「おはよう!こどもショー」「おかあさんといっしょ」といったバラエティ番組のレギュラー出演、世界各国でのライブ、若手歌手の育成や交流、影山ヒロノブさん率いるJAM Projectの立ち上げにも参加するなど、アニソンを幅広い世代、さらには世界にも広げてくれました。

しかし、今年7月にガンであることを公表。それでも最後の最後まで歌いつづけていくという水木さんの精神は変わらず、先月27日に堀江美都子さんらと参加したライブが最後の公の場となりました…。

「命は消えても歌と魂は残る」水木さんが生前残してくれたこの言葉の通り、あなたの歌はいつまでも私たちのの心に深く刻まれ、歌い継がれていくことでしょう!

水木さん、ありがとう!そして、安らかに…。

追記…映画「男はつらいよ」(1969)などで知られ、特撮作品でも「恐竜戦隊コセイドン」(1978/水木一郎さんが主題歌歌唱を担当)や「アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!」(2017)にもレギュラー出演していた佐藤蛾次郎さんが亡くなられました…。

ご冥福をお祈りいたします。